今やRCシーンの中心的カテゴリーとなったISTC(1/10電動ツーリングカー)クラス。2年に1度行われるiFMAR(イフマ)世界選手権の正式カテゴリーとなったのは2000年の日本大会だ。2000年9月、10日間にわたって開催されたiFMAワールドチャンピオンシップファイナル。ISTCクラスの参加者は133名。日本、アメリカ、ヨーロッパのワークス同士の激戦となった。最終日ISTC Aファイナルに残ったのは、USAチャンピオン「マオケル・ブラックストン」イギリス最速「アンドリュー・ムーア」世界戦の常勝チャンプ「広坂正美」その広坂と常にトップを争う「マーク・パビディス」等、世界のトップクラスが集結した。常勝「広坂」は10日間の大会のうち、「プロテン」「1/12レーシング」の優勝を決め、三冠達成目前の予選トップ通過。21世紀のRCレース界を占う注目のISTC Aファイナル3ラウンド。

「RCレーシングModyfy」は、サーキットに5台のカメラを持ち込んだ。富士スピードウェイや、鈴鹿サーキットなど実車レース撮影経験のあるカメラマン、ディレクターが終結。有力選手のインタビューを交えAファイナル3ラウンドを完全収録。ISTC初代チャンピオンをめぐる戦いは、常勝「広坂」、USA最速「マーク・パビディス」、予選3番グリッドを獲得した、20歳の「原篤志」3人の激戦となった。勝負は、最終第3ラウンドまでもつれ込み、広坂圧勝の予想を裏切り、新鋭「原」が奇跡の逆転勝利。各ラウンドでのハイレベルテクニックの応酬、広坂アクシデントの秘密、原の戦略・・・など、ニューヒーロ誕生の瞬間を捉えた。